また精神論かよ、 [DIARY]
Kaienの社長のブログ「200社受ける精神力」を読んで恐れおののいてる。
Kaienは発達障害当事者の職業訓練&就労支援をやってる会社。
そこの利用者に200社会社を受けさせるって、もはや就労支援でもなんでもないと思うのだが……
そして、当事者は別に200社受ける精神力など欲しくはないと思うのだ。
こんな血を吐く思いをして手に入れる身分が契約社員とかなんだから、全くやってられないと思う。
就活のハウツー本読む時間でいくらでも自分の好きな漫画や雑誌が読めるだろうし、履歴書200枚書く労力で本一冊分くらいの原稿が書けるかもしれないし、面接に費やした交通費で旅行のひとつも行けたかもしれない。
香楠がKaienに否定的なのは職業訓練の面接に落ちたり、キャリカウでボロクソ言われたりした所為かもしれないけど、200社も会社を受けなければならない精神力を強要されるのは誰だっていやだろう。
Kaienが目指すのは当事者が200社受けずともすんなり働ける社会だと思うのだ。何社か受けて駄目だったら「もっと受けろ、次は受かるかもしれない」とはっぱをかけるのではなく「もういいよ、よくがんばったから」と諭すのが大切だと思うのだ。
なぜなら面接に落ちるのは当事者の自己責任ではなく雇わない企業の責任問題だからだ。
社会の側の手落ちを当事者の精神論でどうにかできるとは思えない。だから「200社受ける精神力」をとても卑劣だと思うのだ。
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