最大の敵は無関心 [EVENT]
全労連・MIC・東京地評主催の争議支援総行動の一環、ゼンショー前での抗議行動に行ってきた。
首都圏青年ユニオンとゼンショー(すき家)は係争中。
抗議行動って初参加だったけど、こんなに規模の小さなものだとは思わなかった。
人員より各労組の幟のほうが目立つくらい……
労働運動がいかに衰退しているのかを目の当たりにした思いだ。
場所は品川駅前だったけど、品川駅ってでかいのね。
妙に小奇麗で立派で落ち着かなかった。
ゼンショーが入ってるビルも立派だったけど、この中で不正義が行われているのかと思うと、その立派さ、整然さが不気味ですらある。
行動中ビラ配りしたんだけど、道行く人の無関心さに腹が立つと同時に悲しくなった。
思わず「どうしてそんなに無関心なの? あなただって働いてるんでしょ?」と叫んでしまった。
すき家の従業員が不当解雇されようが、強盗に襲われようが、自分に直接不利益が及ばないからどうでもいいんだよね。
原発問題にしろ労働問題にしろ真の敵は「無関心」なのかもしれない。
受け取ってもらえぬビラを抱え、そんなことを思った。
香楠だってそんなに労働問題に関心があるわけじゃない。
このブログだってファッションや雑貨の記事ばかり書いていたほうが楽しいし読む人だってそうだろう。
けど、趣味にうつつをぬかす以前に避けられない問題として労働と貧困の問題が立ちふさがっているのだ。
そこから目を逸らすことはできない。
にしても青年ユニオン関連のイベントに行くと交通費支給してもらえるからいいよね。
これまでユニオンに払った金額より貰った金額のほうが多いんだけど(笑)
復路の池袋駅で寝ているホームレスの人がいたのでホームレス総合相談ネットワークの連絡先をそっと渡してきた。
正直、こんなことして本当に役に立ってるのか自分自身疑問だけど。
1年ほど前に連絡先を渡した人は未だに地元の駅でホームレスやってる(笑)
一度なんか手渡したら「もうちょっとがんばってみる」とメモを突き返されたこともある。
家族にも会社にも友人にも行政にも頼らないで野宿してて、これ以上何をがんばるの!?と思ったけど。
池袋駅でも人々の無関心さに胸が痛んだ。
みんな、ホームレスの人などいないかのように振る舞っているのだ。
見えてるはずなのに、誰一人として立ち止まって声をかけたりしない。
香楠のやっていることは一銭の金にもならないしただの自己満かもしれない。
けどホームレス状態の人を見捨てる人よりは血が通った人間だと思う。
もう一度言う。最大の敵は無関心だ。
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2011-11-25 22:49
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